母の味 | 麦の子育て絵日記

小麦が１歳になって、新生児の頃と比べてどれくらい成長したかな～なんて、いつもより念入りに小麦の写真を見返していたら、産院のベットで撮った写真が出てきまして。
小麦を産んだ時の事を思い出しました。

私は夫が育休を取得できたので、里帰りはしませんでした。
陣痛中も付き添いは夫だけでよいと思っていたので、破水して病院へ行き、産まれたら連絡するねと言ってありました。
35時間のお産だったので、両親は気が気じゃなかった事でしょう。

そんな母が病院へ来た時に感じた事をずっと描きたいと思っていたのですが、
成長記録に追われ、やっと描けました。

母の料理で何が好物？と言われたらたくさんあります。
でも、母の味は？と聞かれたら、私は蒸しパン、いちご大福あたりを思い浮かべるんですよね。

多分、私が休みの日に起きる時間がバラバラで中途半端な時間に起きた時に、すぐに食べられるように作りだしたのが始まりだと思います。
愛ですよね。ほんと。

食べすぎて、飽きてもいるんですが、長い事食べないと無性に食べたくなります。

いちご大福もそうですが、母の味って手作りである必要はないと思うんですよ。
その食べ物を食べた時に、その人の良い思い出がじんわり浮かぶような。

少し前にお惣菜は手抜きだという意見が話題に上がっていましたが、
労力を掛けたか否かは愛情とイコールでは全くないと私は思います。

母がこんな簡単な物、という蒸しパンも「蒸す」行程が死ぬほど面倒でおそらく一生に数えるほどしか作らないと思う私ですから、毎日毎日そんなに凝った料理は息子に出せないと思いますが、
何かで母である私を思い出すときは、私が母を思い出す時のような暖かい気持ちになれるように
私にできうる限りの愛情を注いでいきたいなと思った出来事でした。

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まじかこれ蒸しパンも蒸せるらしいですよ。
買う？もう買うか？